歯科用語集

象牙質

用語 読み方
象牙質 ぞうげしつ

歯の構造

象牙質は、エナメル質の内側にあり、歯の本体を形作っている部分です。

象牙質は硬組織の成分である無機質(ハイドロキシアパタイト)が70パーセントで、残りはコラーゲンなどの軟組織でできており、弾力性や柔軟性をもつので、エナメル質の衝撃などによる破折を防ぐことができます。(硬いエナメル質は割れやすいとも言えます。)

モース硬度は5~6でエナメル質よりも柔らかいです。

また、色は少し黄色みのある名前の通り象牙色で、加齢と共に色は濃くなっていきます。
エナメル質は半透明なので、内側の色が透けます。歯の色が年齢とともに黄色くなることや、歯ぎしりなどで歯が削れて黄色く感じるのは、エナメル質が削れて内側の象牙質が見えてしまっているためです。
また、歯ぐきがやせて、歯の根が露出してしまった部分が色が濃く見えるのもそのせいです。

無機質分がエナメル質よりも低いので、酸に対してはエナメル質よりも弱いです。
一度虫歯になってしまうと、歯の中でどんどん進んで行ってしまいます。

象牙質には象牙細管という細い管が通っていて、知覚があります。
虫歯ができると、冷たいもの、熱いものがしみてきたり、食べ物が当たると痛くなるのは知覚器官があるせいです。

もし虫歯ができた場合、痛くなる前に直した方がはやく、楽に治療を受けることができます。
絶対に放置しないでください。

この記事の執筆者:加藤 誠也

加藤歯科医院 院長 加藤 誠也
医療法人社団 加藤歯科医院 理事長
加藤 誠也

1984年(昭和59年)北海道大学歯学部卒業卒業と同時に、北海道大学歯学部第二保存科(歯周病科)へ入局、1994年(平成6年)札幌市東区にて、加藤歯科医院を開業、現在に至る。
インプラント学会所属。年間100本以上のインプラント埋入の実績を持つ。

  • 日本口腔インプラント学会
  • 北日本口腔インプラント研究会
  • クリニカルヘルスプロモーション研究会所属
  • その他、多数の学術セミナーの終了認定証を受ける

加藤院長の書籍(共著)「人はなぜ歯科医院にいくのか」

加藤雅也 共著 人はなぜ歯科医院に行くのか?

札幌市東区北30条東の加藤歯科医院

北30条東8丁目のバス停から徒歩1分、駐車場13台分完備

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