歯科用語集

即時義歯

用語 読み方
即時義歯 そくじぎし

即時義歯とは、抜歯と同時に義歯を入れることのできる治療法です。

基本的には、歯を抜いて傷が治った後に型を取って作っていくのが入れ歯の作成方法です。
しかし、同時に何本もの歯が抜歯になってしまう予定になり、いわゆる仮歯も作ることができない場合は、傷が治るまでずっと待たなくてはいけないのでしょうか?

現在は、やはり前歯などないと、社会的にも問題があるでしょうし、しっかり咀嚼できなければ栄養の問題が起こる方もいらっしゃいます。
抜歯をして、すぐに型取りをして入れ歯を作り出しても、2~3週間の期間がかかるのです。
(歯科医院に技工士さんがいて、すぐに作ってくれるのならば2~3日でできる場合もあるだろうとは思います。
加藤歯科医院もそうですが、ほとんどの歯科医院さんは義歯の作成は、技工所さんにお願いする外注だと思います。)

そのような問題を解決するために作るのが即時義歯になります。

即時義歯とは、抜歯をする前に、型やかみ合わせを取って、抜歯をしたら歯ぐきはこのようになるだろうと予測をして作る入れ歯になります。
抜歯をした日に、すでに入れ歯ができていれば患者さんも安心だろうと思います。

利点は、すぐに入れることができるということです。加藤歯科医院では、多くの方が利用されています。

欠点は、予測をして作るので、適合がいまいちになる場合があることです。
また、歯がぐらぐらしている状態の方の場合は、かみ合わせが不安定になりやすいということもあります。
きちんと作った入れ歯が100点だとすると、即時義歯は65点から90点くらいになるのではと思います。
しかし、それでも前歯などが長期間なくなるよりはましと考える方がほとんどです。

痛いところ、かみ合わせの悪いところは調整していきます。
抜歯後、歯ぐきがやせてくると、入れ歯との間に隙間ができてきますが、それもリベースという方法で修正できます。
それで何とか、6か月使っていただければ、保険でも新しく入れ歯を作ることができますので、現在のお口の状態に合わせた入れ歯を作ることができます。もちろん、慣れてしまって気にならなければずっと使っていただくことも可能です。

歯が悪くなったけれども、歯がなくなるのは困る。どうしたらいいんだろうと、心配されて歯科医院へ行くのが遅くなってしまい、苦労される方がいるかもしれません。即時義歯という方法もあるようだよと、これを読んだ方が教えていただければと思います。

札幌市東区北30条東の加藤歯科医院

北30条東8丁目のバス停から徒歩1分、駐車場13台分完備

午前 9:00 – 13:00 休診
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