歯科用語集

オトガイ神経

用語 読み方
オトガイ神経 おとがいしんけい

下顎骨の中を走る下歯槽神経が、小臼歯の根尖の下にあるオトガイ孔から骨外に出て粘膜や皮膚や下口唇の知覚をつかさどっている神経です。
麻酔をすると、下唇の片側だけがひどくしびれてしまうのは、そのせいです。

入れ歯を作るときに、あごの骨の吸収が進んでいる方は、オトガイ孔まで吸収されている場合があります。
その場合、入れ歯で押されると、しびれを感じてしまう場合があります。
その場合は、入れ歯を削合してオトガイ孔への圧迫を取ってあげると改善します。

ちなみに、麻酔で口唇がしびれているときに、食事などすると思うように口が動かずに、口唇を思いっきり噛んでしまうことがあります。
その時は、麻酔が効いていますので痛くないでしょうが、後からひどく腫れます。痛いです。
ウインナーソーセージのような唇ならば、フランクフルトになったように腫れてしまいます。
これは、自然に治るまで待たなければなりません。
子供に多いのですが、うっかりすると大人でもなってしまいます。
口の中に、麻酔のしびれが残っている間は、やけどや咬傷に気を付けてください。

この記事の執筆者:加藤 誠也

加藤歯科医院 院長 加藤 誠也
医療法人社団 加藤歯科医院 理事長
加藤 誠也

1984年(昭和59年)北海道大学歯学部卒業卒業と同時に、北海道大学歯学部第二保存科(歯周病科)へ入局、1994年(平成6年)札幌市東区にて、加藤歯科医院を開業、現在に至る。
インプラント学会所属。年間100本以上のインプラント埋入の実績を持つ。

  • 日本口腔インプラント学会
  • 北日本口腔インプラント研究会
  • クリニカルヘルスプロモーション研究会所属
  • その他、多数の学術セミナーの終了認定証を受ける

加藤院長の書籍(共著)「人はなぜ歯科医院にいくのか」

加藤雅也 共著 人はなぜ歯科医院に行くのか?

札幌市東区北30条東の加藤歯科医院

北30条東8丁目のバス停から徒歩1分、駐車場13台分完備

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