歯科用語集

ミュータンス菌

用語 読み方
ミュータンス菌 みゅーたんすきん

正確には、ストレプトコッカス・ミュータンスといいます。
連鎖球菌と言って、玉のような菌が連鎖しています。

ミュータンス菌

虫歯菌には、いろいろな種類の菌がいるのですが、この菌が虫歯の原因菌として有名です。
その理由は

  1. 酸を作る能力が高い
  2. ネバネバする多糖類を作り、歯に付着しやすい
  3. もともと口の中には存在しないが、歯が生え始めた時期に親などから感染していく

どういうことかといいますと、ミュータンス菌は、硬組織に付着して増えていきますので、歯が生えていない赤ちゃんのお口の中にはもともと存在しません。
しかし、歯が生え始めた時期、特に1歳半から3歳くらいまでの間に親などから感染することで、口の中で増えていきます。

感染しなければ、甘いものをたくさん食べても虫歯にはなりにくいです。
他の菌も虫歯の原因になりますので、無敵になるわけではありませんが、かなり有利になります。

感染経路は、食器の共有や、食物の共有などがあります。熱くないか親が味見して、そのままあげるなどしていると、そこから感染していくのです。ただし、親子の交流は必要なことですから、いちいち制限するのは難しいかもしれません。

唯一できるのは、親の持っている菌数を減らすことです。
お子様と食事する前に、しっかりとブラッシングをしてお口の中の菌数を減らすことが大切です。
父母の方は、お子様のブラッシングだけではなく、ご自身のブラッシングがとても重要であると認識してください。

札幌市東区北30条東の加藤歯科医院

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