歯科用語集

リーマー (Kファイル)

用語 読み方
リーマー りーまー

リーマーとは、歯の根の治療のときに使う、カラフル?な器具です。

リーマー

(患者さんごとに、滅菌しているために、たくさんのKファイルが用意されています。
歯の長さによって、21ミリ、25ミリ、28ミリの3種類があります。)

拡大してみると、このような形をしています。

リーマーの拡大写真

白いところが、持つ部分になり、先の方がねじって会ってドリルのようになっています。
これを、歯の根の中で回すことによって、汚染された歯質を除去していきます。
その形態によって、リーマー、Kファイル、Hファイルがあります。
加藤歯科医院では、主にKファイルを使っています。

リーマー、Kファイル、Hファイル

太さは、白のように細いものから、黒のように太いものがあり、色によってその太さが一目でわかるようになります。
先端の直径が、0.08ミリのものから、1.4ミリのものまであります。

回して、使用しますので、まっすぐな直線を拡大するのは、比較的優しいのですが、曲がっていると、難しくなります。
ステップができやすかったり、リーマーが破折しやすくなるからです。

このような器具を使って、根の中の汚れを取っていきますが、時間がたってしまいますと、消毒の薬の作用も落ちますので細菌が繁殖してまた汚染されてしまいます。
何回もかかってしまうことがありますが、治療を中断しないようにしましょう。

痛みがない(噛んでも痛くない)、歯からとれる削片が白くてきれい、十分に拡大されているなどが満たされると、根充と言ってその中に詰め物をしていきます。

ガッタパーチャポイント

写真のような、ガッタパーチャポイントをつかいます。
頭のところに、Kファイルと同じように色がついていますが、これは緊密に根充するためにKファイルと同じ規格になっているからです。

根充のときには、このガッタパーチャポイントにシーラーというセメントをつけて詰めていきます。
さらに緊密に充填するために、アクセサリーポイントという、ガッタパーチャポイントの細いようのものを緊密に詰めていきます。

歯科で使う器具では、異例のカラフルさだと思いますが、それには意味があったのです。

この記事の執筆者:加藤 誠也

加藤歯科医院 院長 加藤 誠也
医療法人社団 加藤歯科医院 理事長
加藤 誠也

1984年(昭和59年)北海道大学歯学部卒業卒業と同時に、北海道大学歯学部第二保存科(歯周病科)へ入局、1994年(平成6年)札幌市東区にて、加藤歯科医院を開業、現在に至る。
インプラント学会所属。年間100本以上のインプラント埋入の実績を持つ。

  • 日本口腔インプラント学会
  • 北日本口腔インプラント研究会
  • クリニカルヘルスプロモーション研究会所属
  • その他、多数の学術セミナーの終了認定証を受ける

加藤院長の書籍(共著)「人はなぜ歯科医院にいくのか」

加藤雅也 共著 人はなぜ歯科医院に行くのか?

札幌市東区北30条東の加藤歯科医院

北30条東8丁目のバス停から徒歩1分、駐車場13台分完備

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