歯科用語集

ティッシュコンディショナー

用語 読み方
ティッシュコンディショナー てっしゅこんでぃしょなー

入れ歯の調整に使う、粘膜調整剤とも言います。

合わない総入れ歯などを入れていると、特に上の前歯の歯ぐきの中の骨が急速に痩せてしまい、残ってしまった歯ぐきが、ぶよぶよになってしまうことがあります。
これをフラビーガムといいます。
こうなると、骨の支えがなくなりますので、かむたびに入れ歯が沈み込み、動いて安定しなくなります。
痛みを伴う場合もあります。

そのような歯ぐきの状態のときに使うのがティッシュコンディショナーです。
入れ歯の内面に、ぬってつかっていただきます。
柔らかい状態のティッシュコンディショナーが徐々に適度な硬さになって、歯ぐきの状態を改善していきます。
数回繰り返すことで、フラビーガムが改善した段階で、新しい入れ歯を作っていきます。

加藤歯科医院では、最初柔らかくて徐々に適正な硬さになっていくティッシュコンディショナーの性質を利用して、コンフォートを作るときの型取りの材料として使っています。
お口のいろいろな運動に合わせて変形していきますので、これをつけながら使っていただくことで、①痛みが出ずに、②入れ歯の安定が良くなり食事中にも物がはさまりにくくなる(入れ歯が吸い付く)ように調整することができています。

本来の使い方と、ちょっとずれますが、良い入れ歯づくりには欠かせない材料です。

この記事の執筆者:加藤 誠也

加藤歯科医院 院長 加藤 誠也
医療法人社団 加藤歯科医院 理事長
加藤 誠也

1984年(昭和59年)北海道大学歯学部卒業卒業と同時に、北海道大学歯学部第二保存科(歯周病科)へ入局、1994年(平成6年)札幌市東区にて、加藤歯科医院を開業、現在に至る。
インプラント学会所属。年間100本以上のインプラント埋入の実績を持つ。

  • 日本口腔インプラント学会
  • 北日本口腔インプラント研究会
  • クリニカルヘルスプロモーション研究会所属
  • その他、多数の学術セミナーの終了認定証を受ける

加藤院長の書籍(共著)「人はなぜ歯科医院にいくのか」

加藤雅也 共著 人はなぜ歯科医院に行くのか?

札幌市東区北30条東の加藤歯科医院

北30条東8丁目のバス停から徒歩1分、駐車場13台分完備

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