歯科用語集

親知らず

用語 読み方
親知らず おやしらず

親知らずとは、第3大臼歯,智歯のこと。
永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期はそれ以降から20代まであり、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。

歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯冠周囲炎(歯の周りの歯ぐきに炎症が起きること)が起こりやすいです。
また、生えてくる方向や、あごの骨のスペースの原因で、少ししか生えてこられなかったり(半埋伏といいます)、まったく生えてこられなかったりする場合(完全埋伏)があります。

下の親知らずが、半埋伏になっている状態

下の親知らずが、半埋伏になっている状態

食べかすが詰まりやすかったり、細菌が繁殖しやすかったりして、歯冠周囲炎や虫歯ができることがおおいです。
きちんと生えている、手前の歯にも虫歯ができやすいです。このような場合は、炎症を取ってから、 抜歯となります。

上の親知らずが、半埋伏の状態

上の親知らずが半埋伏になっている状態

上の親知らずが、半埋伏のような場合も、抜歯の適応になります。

下の親知らずが完全埋伏の状態

下の親知らずが完全埋伏になっている状態

歯が完全に骨の中にあれば、細菌感染は起こりませんので、経過観察でよろしい場合が多いです。
ただし、将来、手前の歯が虫歯になってしまえば、細菌感染の可能性はあります。

もちろん、ほかの歯と同じように普通に生えている場合には、抜歯は必要がありません。

この記事の執筆者:加藤 誠也

加藤歯科医院 院長 加藤 誠也
医療法人社団 加藤歯科医院 理事長
加藤 誠也

1984年(昭和59年)北海道大学歯学部卒業卒業と同時に、北海道大学歯学部第二保存科(歯周病科)へ入局、1994年(平成6年)札幌市東区にて、加藤歯科医院を開業、現在に至る。
インプラント学会所属。年間100本以上のインプラント埋入の実績を持つ。

  • 日本口腔インプラント学会
  • 北日本口腔インプラント研究会
  • クリニカルヘルスプロモーション研究会所属
  • その他、多数の学術セミナーの終了認定証を受ける

加藤院長の書籍(共著)「人はなぜ歯科医院にいくのか」

加藤雅也 共著 人はなぜ歯科医院に行くのか?

札幌市東区北30条東の加藤歯科医院

北30条東8丁目のバス停から徒歩1分、駐車場13台分完備

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