歯科用語集

歯根吸収

用語 読み方
歯根吸収 しこんきゅうしゅう

歯根吸収とは、歯の根である歯根が吸収されてしまうこと。
外側から溶けていくのが外部吸収といいます。
乳歯は、永久歯と生え変わる前に歯根の吸収が起こります。これは病的な状態ではありません。

歯の根が短くなると、歯周病で骨吸収が起きたときに動揺しやすくなるリスクがあります。
吸収が過度になると歯がだめになります。

歯根吸収になる原因

  1. 歯に過度な力がかかった場合
  2. 矯正治療で歯に力がかかった場合。ブラケットをつける矯正治療では、歯根の外部吸収が起こりやすいといわれています。軽度なものは、問題になりません。
  3. 歯根膜が死んでいる場合。歯の移植などでも起こりますが、歯根膜が死んでいる場合、移植後にアンキローシスが起こり、その後外部吸収が起き、歯がだめになってまうことがあります。
  4. 親知らず、その他の歯が萌出方向が不正の場合、周りの永久歯の歯根を溶かしてしまう場合があります。

残念ながら、歯根吸収に治療法はありません。吸収してしまった部分に歯を作ったり、進行を止めることも難しいです。

この記事の執筆者:加藤 誠也

加藤歯科医院 院長 加藤 誠也
医療法人社団 加藤歯科医院 理事長
加藤 誠也

1984年(昭和59年)北海道大学歯学部卒業卒業と同時に、北海道大学歯学部第二保存科(歯周病科)へ入局、1994年(平成6年)札幌市東区にて、加藤歯科医院を開業、現在に至る。
インプラント学会所属。年間100本以上のインプラント埋入の実績を持つ。

  • 日本口腔インプラント学会
  • 北日本口腔インプラント研究会
  • クリニカルヘルスプロモーション研究会所属
  • その他、多数の学術セミナーの終了認定証を受ける

加藤院長の書籍(共著)「人はなぜ歯科医院にいくのか」

加藤雅也 共著 人はなぜ歯科医院に行くのか?

札幌市東区北30条東の加藤歯科医院

北30条東8丁目のバス停から徒歩1分、駐車場13台分完備

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